条件不利地域におけるコミュニティ・ブロードバンドの整備に関する研究

小規模な離島や山間部などの特に条件が不利な地域では,自治体や通信事業者によるブロードバンド整備が技術的には可能であるにもかかわらず主としてコストの点からほぼ不可能な状況にあります.本研究では,地域住民が主体となってブロードバンド整備を行うために必要な,インターネット接続の共有,無線LANによる地域内ネットワークの構築に関する技術の研究開発を行うとともに,整備した情報基盤を活用した地域内IP電話網の構築技術に関する研究開発を行い,地域住民の力によるブロードバンド・ゼロ地域の解消を目指します.研究開発は,鹿児島大学学術情報基盤センター,富士通鹿児島インフォネット,NTT西日本−南九州の三者による産学連携プロジェクト(コミュニティ・ブロードバンド プロジェクト)として推進します.

【コミュニティ・ブロードバンドとは】

本プロジェクトでは,地域住民が主体となって整備する情報通信基盤を「コミュニティ・ブロードバンド」と呼びます.

【ドメイン名について】

本プロジェクトの完遂によりbbzero.jpが消える日,それは日本(.jp)からブロードバンド・ゼロ地域(bbzero)が消える日でもあります.この意味で,Webサイトのドメイン名としてbbzero.jpを用いることにしました.