研究開発の目的

ブロードバンドアクセス回線であっても、往復遅延時間が大きい場合は十分なTCPスループットが得られない。この場合の対策は従来の技術や製品では実現されておらず、通信事業者やISPによるサービスとしても提供されていない。そこで本研究では、実用化を前提として、高遅延インターネットにおけるTCPスループットの向上を低コストで実現する仕組みの技術開発を行い、往復遅延時間が50ミリ秒の環境で50Mbps以上のTCPスループットを1世帯あたり50千円以下の費用で実現することを目指す。